プロジェクト概要


やまぐち子ども未来型学習プロジェクト


 文部科学省による「GIGAスクール構想」に基づき、山口市の小・中学生にタブレット型パソコンが配備されたことから、山口市教育委員会が学校教育における「やまぐち子ども未来型学習プロジェクト」を発足しました。教育現場のICT化に伴い、次世代に向けた新たな教育モデル「未来の山口の授業 」を長年にわたって実施してきた山口情報芸術センター[YCAM]、山口市の小学校に対してプログラミング教育の普及などを実施してきたファブラボ山口と共に地域の教員が授業の開発に取り組んでいきます。


1 事業目的

 本市の小・中学校の子どもたちに、ICT機器の操作方法や情報(メディア)リテラシーの習得を働きかけるとともに、情報を分かりやすく発信・伝達する能力やプログラミング的思考、情報モラルへの理解などの情報活用能力を育み、これからの山口を担う人材の育成をめざします。


2 背景・経緯

 今後、到来するとされる「Society5.0時代」を生きる子どもたちの学びのために、教育におけるICT化の推進が不可欠となっています。国においては、新学習指導要領に、「情報活用能力」を言語能力と同様に学習の基盤となる資質・能力と位置付け、その育成を図っていくこと、また、学校のICT環境整備を図り、ICTを活用した学習活動を充実していくことを明記し、ICT教育の推進により、「主体的・対話的で深い学び」を実現していくこととしています。
 こうした中、本市教育委員会においては、第次山口市教育振興基本計画に基づき、子どもたちが未来を生き抜くための力となる「本物の学力」を育んでいくため、ICTを効果的に活用し、授業の質の向上を図ることとしており、YCAMの教育プログラムを活用しながら効果的な学習方法を研究していきます。
 YCAMでは、これまでに「YCAMスポーツハッカソン」や「未来の山口の授業」などのイベント/プロジェクトを実施する上で、情報の収集、整理、分析、まとめ、表現に関する様々な知見を深めており、探求の道具としてのICTの効果的な活用の知見も有しています。これらYCAMの知見やノウハウは、児童・生徒の情報活用能力を育成するために大変有効であることから、本市における取組を進めていく上で、YCAMと連携し、先進的な教育を行っていくことを重要なプロジェクトの一つと考え、進めていきます。


3 事業内容

小学校・中学校・教員の3つを対象とした取組を行います。

1)小学校での取組 「地域魅力発見」
 モデル校において、総合学習の時間を活用し、色々な箇所に散らばっている地域の魅力を情報収集し、1つの資料として取りまとめていく過程で、情報収集能力とその表現力を高めていきます。

2)中学校での取組 「体育祭・文化祭等でのICT活用」
 モデル校において、体育祭や文化祭等の学校行事においてICTを活用した取組を行います。

3)教員の取組 「YCAMプログラムへの参加」
 教職員の指導力向上を目的として、教員向けのワークショップなどを開催していきます。


4 情報活用能力とは

学習の基盤となる資質・能力のことです。


5 YCAMとの連携によるこれまでの取組

2016年度から、山口情報芸術センター[YCAM]学校連携事業を実施。

①スポーツハッカソンfor Kids

2016年度:小郡小、小郡南小、大海小

2017年度:柚野木小、生雲小、さくら小、小鯖小、平川小、陶小、鋳銭司小、小郡南小

2018年度:柚野木・八坂・中央・島地小による合同実施

2019〜2020年度:2016~18年度で実施した内容を踏まえ、今後、教育活動の中でどのような取組が可能か、研究・検討を実施。

②YCAM施設見学・体験学習

2017年度:9回(徳佐小、さくら小、生雲小、柚野木小、八坂小、中央小、島地・串小、湯田小、小郡小)

2018年度:11回(徳佐小、生雲小、八坂小、中央小、串小、白石小、名田島小、二島小、鋳銭司小、佐山小)

2019年度:14回(徳佐小②、八坂小、中央小、串小、仁保小、小鯖小、白石小、名田島小、二島小、鋳銭司小、嘉川小②、井関小)

2020年度:5回(仁保小、二島小、鋳銭司小、佐山小、井関小)

2021年度:11回(中央小・島地小・串小・八坂小・柚野木小、小郡小、二島小・名田島小、鋳銭司小、井関小、仁保小、秋穂小、二島小・名田島小、小鯖小、平川小)

2022年度:11回(二島小・名田島小、小鯖小、秋穂小、中央小・島地小・串小・八坂小、井関小、良城小、二島小・名田島小、生雲小・さくら小・徳佐小、嘉川小、仁保小、平川小)